ラ・メゾンのシェフとパティシエの
目利き食材をご紹介します

パティシエの目利き
2023.09.13(2023.09.19 update)

土づくりからこだわり育てたさつまいも「国富金時」

温暖な気候と豊かな自然に囲まれた宮崎県国富町の「国富金時」

国富の「原農園」で代表の原さんが10年以上作り続けているさつまいも「国富金時」。
そのこだわりと美味しさをご紹介します。

お忙しい時期にも関わらず、温かく迎えてくださった原農園代表の原さん。

ご家族中心の自社生産

 2022年9月、収穫真っ盛りの原農園を訪問させていただきました。さつまいもの生産、貯蔵、加工まで、全てご家族を中心に自社で行っていらっしゃるそうです。

 国富金時を加工した焼き芋や干し芋は宮崎空港内などのお土産ショップに置かれているので、空港から全国各地のお客様へ広まり、直接電話で注文をいただくことも多いそうです。(実際に、空港のとても目立つ場所に陳列していました!)
原さんは人と人との繋がりを大切にされており、相手の人となりが見える直接のお取引を主義とされています。


土づくりからこだわり育てたさつまいも 

 「国富金時」は、蜜芋で繊維が多く、水分を多く含んでいるのでしっとりとした食感です。収穫してから貯蔵庫で2ヶ月以上熟成させることで、さつまいもに含まれるデンプンが糖に変わり、甘みが増します。

 約1年間、貯蔵したものを出荷し終え、7月には新物と切り替えます。「新物」も人気があるそうですが、しっかりと熟成期間を経た12月〜2月頃のほうが、より蜜が多く、しっとりとして甘いと教えていただきました。

宮崎県では「アカホヤ」と呼ばれる、火山灰土壌の一種だそう。
ちなみに、貯蔵方法は企業秘密です。

加工用は機械で収穫

 朝の収穫の様子も見学させていただきました。当日は加工用に5トン収穫。
原さんが運転、女性2人と合計3人で機械に乗り、掘って引き上げられたさつまいも を仕分けしながら収穫していきます。 

昨年9月の収穫風景です。雨が降っても屋根付きなので安心。
仕分けには熟練の目が光ります。

大きな袋いっぱいの国富金時

 この日は朝に雨が降ったので、さつまいもが泥だらけでしたが、本来はさらっとした土が付いています。機械だと傷がつきやすいので、生で出荷する分は手堀りもするそうです。

この大きな袋に500kgものさつまいもが入ります。

国富金時を使用した季節のタルト

オンラインショップ限定『国富金時のキャラメリゼタルト』

1whole(約16cm)¥4,500(税込・送料別)
付属品:キャンドル5本
賞味期限:お届け日から約10日間(冷凍状態の場合)

販売期間:2023年9月13日〜なくなり次第終了

焼いて甘味を引き出した国富金時に、香ばしいキャラメルを絡めてほろ苦さをアクセントに。タルト生地にはさつまいもと相性の良いりんごを敷き詰めました。

クリームは、さつまいもの美味しさを引き立てるバタークリーム。洋梨のリキュール「ポワールウィリアム」で香り良く仕上げました。

キャラメリゼのほろ苦さとお酒の風味が効いた大人のタルトです。

※クール冷凍便でのお届けとなります。冷蔵庫で10〜12時間程度解凍してからお召し上がりください。

ご購入はこちらから!

原さん、ありがとうございました!
廣瀬 かほり〈ひろせ かおり〉
 オンラインショップ運営など、ラ・メゾンのEC・WEBまわり担当。趣味は美味しいごはんを食べることと、お菓子作り。好きなケーキはモンブラン。オンラインショップの情報を中心に発信しています。