ラ・メゾンのシェフとパティシエの
目利き食材をご紹介します

パティシエの目利き
2023.04.10

伊豆半島の太陽が育む「紅ほっぺ」

静岡県が誇る絶品いちご「紅ほっぺ」

紅ほっぺってどんないちご?

「紅ほっぺ」は静岡県生まれのいちご。その親は「章姫(あきひめ)」と「さちのか」です。1994年より静岡県農業試験場で育成・選抜が行われ、2002年に品種登録されました。

果実はやや大きめの長円錐形で、果皮はつやのある鮮やかな紅色。果肉は果心部も淡赤色に染まり、よく熟した果実は香りも優れています。甘味が強く酸味もやや強めで、イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できる品種です。

紅ほっぺという名前の由来は、果皮が美しい紅色で果肉も中心まで赤くなること、そしてほっぺが落ちるような食味のよさを表現しているそうです。

紅ほっぺ作りに情熱を燃やす、「株式会社HOLLY'S」堀井社長にお話を伺いました

株式会社HOLLY'S 堀井社長

静岡県 伊豆の国市にある「株式会社HOLLY'S」。
「すべては美味しいの笑顔のために」を理念とし、富士山がのぞく地で美味しい紅ほっぺを作っていらっしゃいます。

こだわりの栽培方法

HOLLY'Sさんの紅ほっぺの特徴は、真っ赤に完熟した濃厚な味わい。
その味わいは徹底した管理と手作業での丁寧な栽培によって生まれます。

①徹底した管理

ハウス内の温度はいちごが一番美味しくなる5月の気温を維持。
積載温度を1520度で30日で栽培し、じっくり甘みがのるよう調整されています。(通常のハウスでは2025度20日で栽培するそう)

また、水は地下60Mより富士山の雪解け水を組み上げ、パイプを通していちごに与えます。

さらに肥料はコンピューターで管理され、適宜パイプを通し均一に行き渡るようと温度から水まで、いちごに与えるものは細かく調整されています。

②日々の観察

堀井さんは毎日いちごの様子を目で確認。
また、毎日土に手を入れて中の様子を確認されます。
毎日確認することで、根っこの状態などの変化にすぐに気がつき、状態に応じた対応ができるそう。

③完熟してから収穫

HOLLY'Sさんのいちごが白から赤に実を色づかせるには約30日。
赤くなるのがゆっくりであるほど、養分が詰まり、甘みが強くなります。
完熟したいちごは手作業で傷がつかないよう、丁寧に収穫。

実際にHOLLY'Sさんのいちごを触ると果皮がパンパンに張っています。
しかし、一口齧るとほどけるような食感で口一杯に甘みが広がります。
その甘み旨みは感動の美味しさです。

いちごの棚持ち10日を実現

いちごの生産技術をあげるために日々活動される堀井さん。

その中でも革命的なのが棚持ち10日を実現したこと。
通常のいちごは、ヘタまで真っ赤になる前に収穫します。
それは、真っ赤になるまで熟してしまうと、収穫後わたしたち消費者の手元に届く前に、パック内の摩擦により傷ができ、腐ってしまうから。

堀井さんはいちごのロスを少しでも減らしたい、完熟した美味しいいちごを食べてほしいという思いから、独自のいちごパックを開発。
一苺一席とし、いちご同士が摩擦で擦れないふかふかのパックで届けてくださいます。
傷ひとつない完熟いちごは収穫後10日経っても鮮度が変わらず美味しいまま。
このパックを使用することで、完熟し栄養と旨みがたっぷり詰まったいちごが届くのです。

こだわりのオリジナル包装

紅ほっぺを楽しめる季節限定タルト

『紅ほっぺとさくらのタルト』

価格:1piece ¥1,120(税込)
販売期間:2023年4月1日〜4月30日
販売店舗:ラ・メゾン アンソレイユターブル 全店

大納言あずき入りの抹茶ケークタルトにグリオットチェリージャムをしのばせ、さくらのクリームを重ねました。甘酸っぱい紅ほっぺとさくらの風味を合わせた和テイストタルトです。

https://www.la-maison.jp/tart/001970.html

オンライン予約限定 『紅ほっぺと彩りフルーツのタルト』

価格:1whole ¥4,800(税込)
販売期間:2023年4月1日〜4月30日
販売店舗:ラ・メゾン アンソレイユターブル 全店

なめらかなカスタードタルトにいちごクリームを重ね、甘酸っぱいいちごジャムをしのばせました。旬の紅ほっぺと5種類のフルーツを贅沢に飾りました。

https://www.la-maison.jp/tart/001389.html

柳沢 茜〈やなぎさわ あかね〉
ラ・メゾンの企画広報としてイベントやSNSを担当しています。日々の投稿の他、SNSの動画作成にもチャレンジ中。 趣味は富士山を見ながらキャンプをすること。ラ・メゾンの商品や食材のこだわりをお届けします!