柳沢 茜〈やなぎさわ あかね〉
ラ・メゾンの企画広報としてイベントやSNSを担当しています。日々の投稿の他、SNSの動画作成にもチャレンジ中。 趣味は富士山を見ながらキャンプをすること。ラ・メゾンの商品や食材のこだわりをお届けします!
標高570mの澄んだ空気に包まれた山あいで、丹精込めてきんかんを育てる農園、「合同会社あまてらすの娘たち」。
代表の佐藤さんが手がける金柑は、甘みと酸味のバランスが際立つ味わいです。

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栽培を始めたのは18年前。
圃場のそばに移り住んだことをきっかけに、「広い土地を活かして何かを育てたい」と金柑の木を植えました。
成木を植えたからといって、すぐに安定して実がなるわけではありません。
この土地の土壌や気候に馴染み、十分に収穫できるようになるまでには、10年という歳月が必要でした。
時間をかけてたどり着いた現在の味わい。その背景には、土地と向き合い続けてきた積み重ねがあります。
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圃場は寒暖差の大きい標高570mの地。昼夜の温度差がしっかりとした甘みを育み、同時に程よい酸味を残します。
完熟でありながら、爽やかな酸味が感じられるのが特長です。果皮は厚みがあり、パリッとした食感。
噛んだ瞬間に果汁が広がり、甘みと酸味が心地よく重なります。
この"酸"があるからこそ味に奥行きが生まれます。
ジャムに加工する際も、一般的に加えるレモン汁は不要。砂糖ときんかんだけで仕上げることができます。
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肥料には、乾燥させたひじきの根を粉砕した粉末を使用しています。
本来は廃棄される部分を活用した、環境にも配慮した取り組みです。
他の柑橘農家で味が向上したと聞き試したところ、確かな手応えを感じたといいます。
山間部では補いにくいミネラル分が、味わいに良い影響を与えているのではないかと考えられています。
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受粉は自然任せ。特別に蜂を入れることはしていません。
花が咲き始めるのは6月頃。
最大で5番果まで続きます。1番果は実が大きく育ちやすく、特におすすめのサイズ。
5番果になるにつれ、やや小ぶりになりますが、
小ぶりながらも、甘みと酸味のバランスは健在です。
また、枝には鋭い棘があり、実を傷つけてしまうこともあるそう。
収穫は細心の注意を払いながら行われます。
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収穫の目安は、ヘタの際までしっかりとオレンジ色に色づくこと。
さらに、表面に現れるボコボコとした"気泡"も熟しのサインです。
ただし、待ちすぎると気温の上昇で実が柔らかくなってしまいます。
その塩梅を見極めるのは、長年の経験があってこそ。
甘みを引き出すために欠かせないのが、水と温度の管理です。
ハウス内は0.5℃以上を保ちつつ、25℃を超えないよう調整。
冬場は氷点下まで下がる地域のため凍結を防ぎながら、暖めすぎない絶妙な管理を行っています。
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「自分たちが本当に美味しいと思えるものだからこそ作れる」と佐藤さんは話します。
機械ではなく、人の手で育てる農業。
受け取った方が喜ぶ姿を思い描きながら、日々金柑と向き合っています。
18年という時間をかけて、この土地に根づいた金柑。
その一粒一粒に、作り手の想いと積み重ねが詰まっています。
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1piece ¥1,180(税込)
販売期間:2026年3月1日〜2026年3月31日
販売店舗:ラ・メゾン アンソレイユターブル全店、ラ・メゾン アンソレイユターブル パティスリー全店
香ばしいアーモンドタルトに、なめらかなカスタードと軽やかなホイップクリーム。そこへ皮ごと楽しめる金柑をはじめとする10種のフルーツを重ね、味わいと彩りのバランスを丁寧に整えました。
金柑のほのかな酸味が全体を引き締め、クリームのコクと溶け合うことで、奥行きのある一体感が生まれます。
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1piece ¥1,180(税込)
販売期間:2026年3月1日〜2026年3月31日
販売店舗:ラ・メゾン アンソレイユターブル パティスリー 京王百貨店新宿店
宮崎県産の皮ごと食べられて果肉は甘くほのかな酸味の感じられる金柑を使用したタルト。抹茶ケークタルトにほろ苦いキャラメルクリームを重ね、金柑ジャムをしのばせました。